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  • 執筆者の写真sendaigreenassocia

キャンプ道具沼

更新日:7月1日

 基本的にキャンプ道具の多くは質実剛健。一度購入すれば長きにわたって自分の相棒になるものです。すなわち、スタート時点で必要不可欠な道具さえ揃えてしまえば、キャンプを楽しむためのコストは、都度必要となるキャンプ場利用料金や薪・炭、食材のお金ぐらい。趣味としては非常にローコスト、旅行に行くよりもよっぽどリーズナブル・・・のはずですが、不思議なことにキャンプ道具というものはとめどなく増殖していくもののようです。(私だけではないはず)

 一通りの道具を揃えてキャンプを始めたあなた。周りのサイトやYouTube動画、インスタなどのSNSを見渡せば、何とも魅力的な道具に溢れており、そしてふと思います。


「同じような道具は持ってはいるけど、あれもカッコいいな・・・」


 これが道具沼の最初の一歩。人間の不幸の始まりは、他人と自分とを比べることなのです。しかし、この時点で沼にハマっているのは片足程度。理性というブレーキをかければ抜け出せますが、物欲を抑えきれなければズブズブと沈んでいくことは目に見えています。

 

 末期(沼の住民)になると、自分の部屋があたかもキャンプ道具展示場の様相を呈し、家族の人数をはるかに超える椅子やテーブル、サイズが異なる様々なクッカー類、便利な道具だけではなく、しょーもない(愛すべき)道具たちもが部屋の中を占拠し始め、さらには、その勢いは車の中にまでも浸食していきます・・・

 そんな状況を冷やかに見ている家人には、「キャンプ道具は災害時に役に立つから安心だよ」と言って開き直る。※キャンプ道具が防災に役立つのは事実です


 そう、まさにこれが現在の私。ソロキャンプしかしないのに・・・


 いつも大量のキャンプ道具が積んである私の車を見た知人には、

「思い立った時に、いつでもキャンプに行けるようにしてるのさ」と嘯(うそぶ)くも、実は自分の部屋に置ききれなかった道具を車に積みっぱなしにしてるだけ。「キャンピングカー」ならぬ「キャンピング道具カー」といった感じです。※道具の積みっぱなしの危険性について書いた記事もご覧ください。


 このような状況に陥らないためには、衝動的な気持ちを抑えつつ、その道具についての評判、評価を徹底的にリサーチすることが何より大事。また、一番最初に購入するものは、見た目や流行ではなく、あえてロングセラー商品を選択することです。なぜなら、モデルチェンジすることなく、長きに渡って販売され続けているものは、使い勝手や壊れにくさ、アフターケアの充実といった実質的な価値がユーザーからの評価・信頼を得ているからであり、購入してからも特段の不便・不足を感じることはないはず。

 

 それでも道具沼から抜けられない人(私)は、いっそのこと、抑えきれない自らの購買行動を、「消費による社会貢献」「キャンプ業界発展のための経済活動」であると割り切りましょう。

 

 最後に・・・

 お酒を飲みながらのネットショッピングは大きな危険をはらんでいますので、くれぐれもお気を付けください。数日後には頼んだ記憶がないものが配達されることになりますよ。



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