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  • 執筆者の写真sendaigreenassocia

焚火の流儀

更新日:8月22日

 キャンプの楽しみは千差万別、アウトドア料理であったり、野外で開放的な気分で飲むお酒であったりと様々です。でも、多くの方が楽しみにしているのはやはり焚火ではない でしょうか?

 私も頻繁にキャンプをする人間ですが、陽が落ちて、夜のとばりが下りる頃には、キャンプ場内で薪を割る音が聞こえ始め、そこかしこで焚火の煙が立ち上りはじめます。私がキャンプをするときは大体ソロなのですが(友達 がいないわけではありません)、時間と場所を共有している見知らぬ者同士が同じことをやっているというこの時間帯は嫌いではありません。とはいえ、あくまでも他人同士、たまたま同じ日、同じ場所に居合わせただけですので、お互いが気持ち良く過ごすために何より大切なことは、ルールを守り、他者を気遣う気持ちだと思っています。


  キャンプ場には明文化されたルールがあり、それを順守することはもちろんですが、その他にも明文化、明確化されていないルール(unwritten rules)も存在します。暗黙のルール、不文律といったところでしょうか。マナーやエチケットと言い換えてもいいかもしれません。そこで今回は焚火についての unwritten rules についてお話したいと思います。


 焚火好きの人は誰しも経験あるかと思いますが、焚火の炎から散った火の粉は意外なほど長く、かつ 遠くまで宙を舞い、とても幻想的な光景なのですが、火の粉が飛んだ先が自分のテントだった場合、あっという間に穴が空いてしまいます。最近は難燃素材であるTC(ポリエステルとコットンの混紡)素材も多くなってきましたが、ポリエステルのテントでしたら、至近距離からの火の粉に対する防御力は無いに等しいです。

 これが自分のテントでしたら、なんとも残念な話で済むのですが、もし隣のサイトに張っているテントに火の粉が飛んで行ったとしたらどうでしょう。表面化していないだけで、こういったことに起因する利用者間のトラブルは少なからずあるのではないでしょうか? また、極端に乾燥した時期などは火の粉による引火、火事などの可能性はゼロではなく、こちらの方がより深刻な問題かもしれません。 ※某キャンプ場では風速5mを目安に「焚火の禁止・ 中止」をお願いしているそうです。

 少し風が強い時、自分が風上で、風下に他のキャ ンパーがいる場合、また、自分の風上のキャンパーが気にもせずに焚火を続けていたとしたら不安になりますよね?

 水の森公園キャンプ場には強風時に焚火を規制するルールは今のところありません。※受付時にご配慮をお願いすることはございます。

 最低限のマナー・エチケットを守り、お客様同士、気持ちよく過ごせるよう、ちょっとした気遣い、思いやりの気持ちを持ってキャンプを楽しん でいただけたら幸いです。




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